日本人って、本音を隠すのがうまくなりすぎたのかもしれない。
20年間、小学校で子どもたちと向き合ってきた私が、ずっと引っかかっていたことがあります。
子どもは、ちゃんと感じている
子どもたちは本当は、たくさん感じています。
- 寂しい
- 悔しい
- わかってほしい
- 本当は優しくしたい
- でも、どうしたらいいかわからない
だけどそれを、きれいな言葉では言えない。
だから——
- 拗ねる
- 怒る
- 泣く
- 反抗する
- きょうだいに意地悪する
- 宿題をやらない
- 学校に行きたがらない
大人から見ると、「困った行動」に見えるかもしれません。
でもその奥にあるのは、「本当はわかってほしい」という心の叫びかもしれない。
「いい子でいなさい」が、本音を封じていく
「いい子でいなさい」
「お姉ちゃんなんだから」
「わがまま言わないの」
「みんなに迷惑かけないの」
そんな言葉を悪気なく浴びながら、私たちは少しずつ覚えていきます。
本当の気持ちを出すより、周りに合わせた方が安全なんだ、と。
でも、本音は消えない。
言葉にならないまま、行動として出てくる。
行動を責める前に、「奥」を見にいく
だからこそ大人が、行動だけを責める前に、
「この子は今、何をわかってほしいんだろう?」
と見にいくことが、大切なのだと思います。
本音は「出していいよ」と言われたから出るのではない
本音は、”言っていいよ”と言われたから出るのではありません。
出した後に大切に扱われる経験があるから、少しずつ出せるようになる。
つまり、親や大人が先に変わることが必要なのです。
「困った行動」が目に入ったとき、ちょっとだけ立ち止まってみてください。
「この子は今、何をわかってほしいんだろう?」
そう問い直すことから、関わり方が変わっていきます。
クロちゃんより
20年間、教室で子どもたちを見てきて思うことがあります。
子どもはもともと、可能性にあふれている。
ただ、本音を出せない環境の中で、その力を閉じ込めてしまうことがある。
だから大人が、子どもの本音を受け止める経験を積むことが大切。
子どもを変える前に、子どもへの見方を変える。
その子の奥にある本音と可能性を見る。
そこから、親子の関係も、子どもの未来も変わり始めます。
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